ソラナが6回止まった事実|止められないBTCとの根本的な違い
「分散型ブロックチェーン」という言葉を、あなたはどこまで信頼していますか?
ソラナは2021年以降、ネットワーク全体が停止するインシデントを6回以上起こしています。数時間から十数時間にわたって取引が完全に止まった。それ自体は記録として残っている事実です。
問題はその「再起動の方法」にあります。停止のたびに、コア開発チームがバリデータオペレーターに直接連絡を取り、協調して再起動の手順を踏む。これが「分散型」ソラナの実態です。中央に指揮を執る人間がいなければ、ネットワークは動き出せない。分散型を標榜するシステムが、実質的には特定の少数グループによって運営されているということです。
「止められる」ということは「止めることができる」ということ
ここで重要な論点があります。ネットワークを誰かが「再起動できる」ということは、原理的に「停止させ続けることもできる」ということです。
ソラナの開発チームが悪意を持って止めているわけではありません。しかしシステム設計として、少数の人間が全体を動かす鍵を握っている。これは「止めようと思えば止められる」構造と同義です。国家機関からの法的命令、開発チーム内の対立、それだけでネットワーク全体が機能を失う可能性がある。
資産を保管するインフラとして、これを「安全」と呼べるかどうか、一度立ち止まって考える価値があります。
ビットコインが15年以上止まらない理由
ビットコインは2009年のローンチ以来、ネットワーク全体が停止したことは一度もありません。これは偶然ではなく、設計上の必然です。
ビットコインのノードは世界中に分散しており、特定の誰かが「再起動してください」と連絡できる相手は存在しません。止める方法がない。だから止まらない。この逆説こそがビットコインの強さです。
開発チームはコードの改善を提案できますが、ネットワークを強制的に変更する権限はありません。マイナー、ノードオペレーター、経済的多数派がそれぞれ独立した判断をする。誰も単独で支配できない構造が、15年以上の稼働継続を支えています。
ソラナが停止するたびに、この差の意味が鮮明になります。分散型とは「高速処理」でも「使いやすいUI」でもない。「誰も止められない」という性質そのものです。その定義を満たしているのは、現時点でビットコインだけです。
BTCを保有しているだけでは不十分な理由
ここまで読んで「ビットコインを持っていれば安心だ」と感じたとしたら、もう一つ確認すべきことがあります。
そのビットコイン、取引所に置いたままではありませんか?
ビットコインのネットワーク自体は止まりません。しかし取引所は止まります。破綻するかもしれない。出金を停止するかもしれない。システム障害で数日間動かなくなるかもしれない。秘密鍵を自分で管理していない場合、そのBTCにアクセスできるかどうかは、取引所の運営状況次第です。
マウントゴックスの事例では、顧客がBTCにアクセスできるようになるまでに10年以上かかりました。FTXの破綻では、資産の引き出しが突然停止されました。これらはいずれも、秘密鍵を自分で管理していなかったことに起因するリスクです。
セルフカストディが「分散型」を完成させる
ビットコインのネットワークが止まらないという性質は、秘密鍵を自分で持つことで初めて意味を持ちます。
取引所のウォレットに置いたBTCは、ネットワーク上はあなた自身のアドレスにある資産ではなく、取引所のシステム上の記録です。ビットコインの堅牢性を本当の意味で享受するためには、自分のウォレットアドレスを持ち、その秘密鍵を自分で管理する必要があります。
ハードウォレットを用意し、取引所から自分のウォレットにBTCを移す。これだけで、取引所の都合に左右されない保有が実現します。ソラナが何度停止しようとも、取引所が何らかの問題を抱えようとも、あなたのBTCはあなたの管理下で機能し続けます。
「分散型」という言葉に惑わされないために必要なのは、ブロックチェーンを選ぶ目だけでなく、自分で鍵を持つという行動です。今保有しているBTCを取引所から自分のウォレットに移すことを、まず一歩目として検討してみてください。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、投資助言ではありません。
この記事が参考になったら、セルフカストディの具体的な始め方もチェックしてみてください。
LINE登録でセルフカストディの始め方を学ぶ 正しい手順を無料でお届けします